2022年7月16日土曜日

知らないおばちゃん、40年前だけど、ありがとう

 もう 40年近くになるが

確か 小学校4年生くらいだったと記憶している

夏休みに母親の実家に帰省して、父親と二人で

日本海の海岸 に行き、海で遊んで

バスで帰る最中のこと

始発から乗ったバス もしくは遊び疲れて 自分は眠っていた。

降りるバス停になって父親は降りたらしい。

そしてバスは走り去る、眠っている自分を乗せて。

バスが走り去ってから父親は自分が降りていないことを初めて認識したらしい。

自分の両親は自動車免除を持っていないので、慌てて母親の実家に帰ってバス会社に電話したらしい。

そして知る、息子さんはバスから降りましたよと。

父親がバスを降りてから数分後に自分は目覚めて知らない場所だったから急いでバスから降りた、でも その時子供だったのでお金を持っていないから

支払い出来なかった。

田舎のバスは運賃後払い方式

たまたま居合わせた、おばちゃんが支払いをしてくれた。

今では考えられない 見ず知らずの子供の運賃を支払いしてくれた。

 ありがとう、とても助かりました。

母親の実家は電波塔の見える場所だったので、降りたバス停からその電波塔が見えていた。

普通なら反対車線のバスに乗って行けば良いが、そこは子供、かつ お金が無いので徒歩でその電波塔を目指して歩き始めた、夏なので 当日は赤色が好きだったらしく、広島カープの野球帽子をかぶって、バス通りを歩いていた。

何分、何時間歩いたか覚えていないが

無事に母親の実家に帰ることができた。

帰ったら、姉と兄に歩いて帰って馬鹿だねぇとお叱りを受けた。

タクシーで帰って来れば良いじゃん。

お金を持っていない当日の子供の自分にそんな発想はなかったのでびっくりしたと記憶している。

でも 良く考えたら 田舎 しかもバス通りでも都合良くタクシーなんて在りませんよ。

父親は鬼門に入っているが、夏になると ちょっと思い出す。

父親はこの件で母親に怒られたらしいが、仲が良い両親だから問題なかったと思われる。

喧嘩した所を余り見たことが無い

両親だった、車が無いのに海 とかに出掛けた記憶が有るので、自分の子供たちにも、同じように色々つれ回したが、役に立ったのかはジジィになってから解るのかも知れない。

 降りるバス停に母親が居た時に遠くの方に赤い帽子が見えたそうな

 



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